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【今回登った山】
入笠山
南アルプスの北端の山で標高は1,955m。富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用し、一気に標高730mを稼ぐことができるため、夏山としてはもちろん、登りやすい冬山としても人気の一座です。詳細な説明はWikipediaに譲ります。以下引用です。
赤石山脈(南アルプス)の最北部にある山で、いわゆる「南アルプス前衛の山」の一つである。ただし南アルプス国立公園の範囲には含まれない。山頂には点名「入笠山」の二等三角点が設置されている。山頂近くまでゴンドラリフトや車道が通じているため、比較的容易に登頂することができる。山頂からはほぼ360度の大展望が広がり、南・中央アルプス・八ヶ岳はもとより富士山や、遠くは北アルプスなども望める。周辺には大阿原湿原や入笠湿原などがあり、これらの湿原に自生する植物を楽しむこともできる。
登山コースは、中央本線の青柳駅またはすずらんの里駅からのコースもあるが、登山者は極めて少なく、沢入登山口からのコースが一般的であり、よく整備されている。植生保護のための動物侵入防止用の柵が設置されている。Wikipediaより(アクセス日 2021/12/29)
この山の北東側の斜面に富士見パノラマリゾートがあり、冬季はスキーやスノーボードを楽しめ、夏季はハイキングやトレッキングだけでなく、日本最大級のマウンテンバイクのダウンヒル (自転車競技)コースやパラグライダー教室の体験もできる。一方西側には牧場が広がり、春から秋にかけて牛が放牧されている。山頂付近にはJAXAの施設「入笠山光学観測所」が設置されており、スペースデブリと小惑星の探索に使用されている。
【プロローグ】
前職の上司と同僚と3人で今年最後の登山をしようという話になり、折角この時期に登るなら雪山初心者でも登れる山に挑戦しようということで意見がまとまりました。
本当であれば北横岳に行く予定だったのですが、気候の面で不安があったのと、時間的にロープウェイに間に合わない可能性があったので、急遽目的地を変更し、入笠山に登ることにしました。入笠山は数年前の夏に一度登ったことがあり、また中高の学校施設があったこともあり、縁がある場所です。
私にとっては久しぶりの雪山、他のメンバーについては初めて雪山チャレンジになりました。そんな旅の様子を書きました。寒かったので携帯取り出すのが億劫になってしまってあまり写真を撮れていないのですが、最後まで読んでいただけましたら嬉しいです。
【スケジュール】
09:30 ゴンドラ乗車(標高1,050m)
09:45 ゴンドラ下車(標高1,780m)
10:00 行動開始
11:20 山頂到着
11:35 下山開始
12:10 下山完了
【山行記録】
ここ数日間、寒波のニュースばかり流れていたので、路面状況や天気は大丈夫なのだろうかと心配でした。中央道は全く雪の心配はなく、諏訪南ICを降りた後の一般道も基本的には大丈夫だったのですが、日陰になっているところは一部凍結しており、二駆のノーマルタイヤでは登れませんでした。四駆であればノーマルでも登れたので、四駆の凄さを実感しました。
駐車場にはすでに多くの車が停まっていて、スキー、スノボ、バックカントリーに行く人など冬を楽しもうとしている人たちで溢れかえっていました。八ヶ岳方面は雲に覆われていたので、こっちにきて正解だったかなとホッと胸を撫で下ろしました。
駐車場からゴンドラまでは徒歩5分−10分くらいです。ゴンドラの料金は片道1,100円、往復で1,700円なのでまとめて往復で買ったほうが圧倒的にお得ですね。ゴンドラで一気に上がります。所要時間10分ほどで山頂駅に着きます。一気に標高1,780mまで登れたことになります。ここでアイゼンなど足回りの準備をします。今回は6本歯アイゼンを利用します。久しぶりすぎて着け方を忘れていたのですが、前日の復習したおかげでスムーズに準備できました。事前準備は本当に大事。仕事でもなんでも。
10時に登頂開始です。もちろん先行者もたくさんいて、トレースもついているのでアイゼンは必要ないのですが、やはり雪の上というのは特別で通常の登山とは違う身体の使い方を強いられますし疲れ方も全然違うなと感じました。空気が冷たい分、澄んでいてキリッとした感じがして美味しく感じます。雪に覆われた景色は、東京の地上では見ることのできない光景で神秘的で美しい。幻想的です。
途中マナスル山荘を通るのですが、通年営業のためこの日ももちろん開いていました。ビーフシチューが有名らしいので、ぜひ今度は立ち寄りたいものです。ビーフシチューに後ろ髪を引かれながら、黙々と登り続けます。特に危険な箇所はなく、まだ凍結した場所もなかったので体力勝負です。ゴンドラ山頂駅の登山口から歩き始めて約80分で山頂に到着することができました。
多少の風はありますが立っていられないほどの風ということはなく穏やかでした。雲もあまりなく景色もある程度一望することができました。
本当はもっと長く山頂を楽しみたかったのですが、メンバーが寒そうにしていたので下山開始します。下りは雪のクッションのおかげでとても歩きやすく、スイスイと進むことができました。
山頂から35分ほどであっという間に下山完了しました。アイゼンを脱いで、身支度整えてゴンドラに乗りあっという間に車に戻ることができました。
久しぶりの雪山、初めての雪山としてはちょうどいい山行でした。こういうレベル感の山で身体を慣らし、感覚を掴んでから、徐々にレベルアップしていくのが良さそうです。雪山は本当に全く別世界なので、必要な装備も心構えも、技術も変わります。どんなに簡単と言われる山でも安易な気持ちで挑戦せずに、事前準備と情報収集を行った上で、挑戦していただければと思います。
今回の旅ログは以上です。最後まで読んでくださった方、誠にありがとうございます。
【温泉&焼肉】
サウナもついて料金700円はリーズナブル。水風呂も露天風呂なのでこの時期はめちゃくちゃ寒いが、それが気持ち良い。
三夢と書いてサムと読むようです。食べ放題メニューを頼んだのですが、とても美味しい信州産牛を食べることができ、満足度が高かったです。信州産牛コースは税込4,260円になります。ロボットが配膳してくれるのが新鮮でした。