初冬の奥武蔵・奥多摩プチ縦走(棒ノ折山→御岳駅)/2021年12月4日

沢あり、ゴルジュあり、鎖場あり

手軽に登れる

奥多摩アスレチックマウンテン

Contents

【プロローグ】

大学時代の友人3人で今年の登り納めに、日帰りでそこまで身体に負担がかからない山に登ろうという話になりました。それなりの登りごたえがあって、下山後は温泉が楽しめて、日帰りで登れる山というコンセプトで今回の計画を立てました。電車とバスでアクセスすることができますし、奥多摩の山々に接続し川井駅や御岳駅まで抜けることができる柔軟性のある山域のため、状況に応じたプランが立てやすいです。


【今回訪れた山】

棒ノ折山(ぼうのおれやま)

奥武蔵と奥多摩の間に位置する山。そのため埼玉方面からも東京方面からもアクセスがしやすく、日帰りで登れる山として人気。標高は969mと低山ではありますが、白谷沢(しらやさわ)コース沢登りのような道のりを楽しむことができ、鎖場もあり変化ある山登りを楽しめるのが魅力です。

今回は、こちらの本を利用してプランニングをしました。関東近郊にある日帰りで登れる山が網羅的に掲載されているのでおすすめです!

ヤマケイアルペンガイド 関東周辺 週末の山登り ベストコース160


【スケジュール】

08:30 飯能駅よりバス乗車

09:10 さわらびの湯BSに到着

09:15 さわらびの湯出発

09:45 登山口通過

10:40 林道通過

11:30 棒ノ折山山頂到着

12:00 棒ノ折山山頂出発

13:50 岩茸石山山頂到着(793m)

15:30 下山


【山行記録】

まずは朝8時に飯能駅に集合します。北口へ降り、3番バス乗り場にて8時30分発のバスの列に並びます。国際興業バスのノーラ名栗・さわらびの湯行きに乗ります。時刻表はこちらを参照くださいませ。

すでに結構な列ができていました。臨時便も出ており、そこまで窮屈な思いをすることなくバスに乗ることはできました。約40分ほどでさわらびの湯BSに到着します。ちなみに、バス車中で「さわらびの湯は臨時休館中らしいよ」という会話を聞き、絶望しました。下山後の温泉が楽しみでこのルートを選んだのに。。なんてこった。。

気持ちを切り変えて、登山口までは約30分ほど歩きます。途中ダムを通るのですがダムに行くまでがもしかすると多少分かりにくいかもしれません。

登山口はこんな感じの場所です。

沢沿いを歩いていくので変化に富んでいて飽きないですし、水の音を聞いて登ることができるのはなんとも幸せです。

登山口から30分ほどでこのコースの最大の見せ場であるゴルジュ地形を通ります。うーむ、なんとも立派なゴルジュです。沢登り気分を味わえて楽しいです。

特に難しいことはないのですが、水辺なのでスリップにはお気をつけくださいませ。地層が露わになっています。

ちょっとした鎖場もあります。

登山口から約1時間ほどで一度林道を通過します。ここからは沢を離れ、一気に高度を上げていきます。

ここから約1時間ほどで山頂に到着します。山頂はかなり広々としており、ベンチも多数あります。それぞれの登山客がおもいおもいの過ごし方をして休憩を取っており、平和な時間が流れていました。

アマチュア無線を楽しんでいらっしゃる方がいて、一定のルールに基づいて誰かとコミュニケーションを取られているようなのですが、結局最後まで理解できなかったので、とても気になっています。話しかければよかった。アマチュア無線とても楽しそうでした。

昼食をとり、そのまま別ルートでさわらびの湯に引き返すか、このまま御岳駅に向けるかメンバーと話し合った結果、どうせ温泉行けないなら戻ってもしょうがないし、御岳まで抜けようかということで合意が取れました。

御岳までの道には関東ふれあいの道という名称がついているようです。「ふれあいの道というくらいだからそんな大変ではないのだろう」と高を括っていました。結論、そんなことないので軽い気持ちで行かない方がいいです。難所があるとかではないのですが、かなりアップダウンを繰り返しますし、シンプルに長い。白谷沢コースは変化に富んでいて楽しいのですが、ふれあいのみちは玄人好みといいますか、朴訥としています。この時期は暗くなるのも早いので、タイムオーバーも加味してご判断くださいませ。

写真を撮りながら黙々と進みます。

棒ノ折山から約2時間で岩茸石山に到着です。視界が開けていてとても景色が良いです。

ただひたすら歩みを進めます。途中富士急ハイランドの高飛車を彷彿とさせる乗り物がありました。これに乗って作業する人すごすぎです。想像するだけで怖くて足がすくんでしまいます。

棒ノ折山から3時間30分ほど歩き続けて15時30分にようやく下山することができました。いい修行になりました。

御岳駅では一風堂監修のスープが売っていて飲んでみたのですが、なかなかに美味でした。

今回の山行記録はこれで以上になります。奥多摩も奥秩父もまだまだ開拓の余地があり、歩きがいがありそうだと思いました。奥が深い。自分と向き合う単独行で今度は訪れてみます。

最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました!


【温泉&焼肉】

恒例の焼肉は立川の「焼肉 黒テツ 立川店」にいきました。安価に肉を食べまくれるので、とにかくお腹を満たしたい方にはおすすめです。

お風呂については温泉ではないのですが、高砂湯という銭湯にいきました。ここはとてもよかったです!サウナもついていますし、番台さんがとても親切な方で「荷物多いならロッカー二つ使っていいよ!」といっていただきました。こういう気遣いはとても嬉しいですね。今後も奥多摩の帰りに立川を通る際はこの銭湯に通おうと思います。


【参考情報】

棒ノ折山 登山ルート『整備された美しい渓谷を歩き山頂からの展望を満喫』」(PEAKS 編集部)

さわらびの湯HP